自分が住んでいる場所でオリンピックが開催されるなんて、人生で何度もあることではないけれど、私たち夫婦は偶然にも、平昌・北京と追いかけるように冬季オリンピック開催国にいます。
平昌オリンピックでは勤め先の会社がスポンサーになっていたため、日本語に関連する音声録音の仕事を任され、僅かながらオリンピックに携われたことがとても嬉しくて、韓国でのいい思い出の一つとして残っています。
北京でもどんな形でもいいからオリンピックに携われたら…という願いが実現され、対外外交部の広報として閉幕式に招待していただきました。
この会場に入るまでの徹底した中国の防疫&テロ対策にはおどろきたるもの。
個人的に会場へ行くことはできず、各団体ごとにまとまって入場しました。
8時開演のところ、私たちのグループの集合は2時。集合場所からバスに乗って保安検査場へ。
乗ってきたバスとはそこでお別れして、保安検査場でX線検査を受けたらオリンピック専用バスに乗り換え。乗り換えたバスの中には食事が用意されていて、そこで夕食を食べました。
夕食が終わったらいざ鳥の巣へ。
2月の北京は真冬の寒さ。
屋根のない鳥の巣はかなりの冷え込むため、会場の全員に防寒グッズが配られました。
選手のみなさんが着席する席でも同じものが配られていたみたい。閉会式を盛り上げるためのパタパタ音がするおもちゃや旗なんかも入っていて、これは帰宅してから夫にあげました^^;
閉会式はまさに平和の祭典にふさわしく、迫力の中に心の芯まで温まるほどの穏やかな空気が流れていました。このオリンピックを作り上げるために、一体どれほどの人たちの想いと協力があったのだろう。ボランティアとして志願した北京市内の大学生たちは冬休みも春節もなく、ただただオリンピックの成功を願いながら力の限りを尽くしました。
ウィチャットのモーメンツを通してオリンピックを陰で支える教え子たちの様子を約2ヶ月にわたり見守ってきましたが、まさに青春そのもの。北京の大学に通うということは、国の行事に参加する機会にも恵まれるということ。それは学生たちにとってはとてもとても喜ばしいことのようです。
演者・照明・音楽・全てにおいて最後の瞬間まであまりにも美しく、幾度も感極まってしまうほど。さすが中国が誇る巨匠、張芸謀監督。クライマックスでは張芸謀監督の挨拶があり、監督の生声に大興奮でした。歴史に残る感動的なこの瞬間を鳥の巣の中で観られたことは、中国生活の良い思い出としていつまでも心に残り続けていくんだろうな。
次のオリンピック開催地、夏季はパリで冬季はイタリア。
2026年のミラノ&コルティナダンペッツォで開催される冬季オリンピックの頃にはEU移住が叶えられているといいな…☺️
YouTubeにも載せました♪テレビで放送されていない部分もあるので、是非ご覧ください^^