みなさんこんにちは!
5年の韓国生活を経て現在北京在住の(@junko_soonja)です🪴🦔
一年で一番気候がいいとされる国慶節連休。
美しい水郷を比喩して”東洋のベニス”とも称される「紹興」
この紹興という地は上海からの日帰り旅行地としてもオススメされる場所でして。
浙江省の三大名湖の一つ”東湖”
市内観光のスタートは断崖絶壁と洞窟による自然景観が素晴らしい東湖。
東湖は大きな庭園のようなところで、紹興の伝統的な烏蓬船という足漕ぎ船に乗ってのんびり遊覧〜。
北京で食べている酸味の効いた筍やインゲンが乗った油ゴテゴテのとは違って、カラッと揚げた厚揚げに甜麺醤のソースをかけて食べるタイプ。
シンプルな味わいなのにクセになる、つい手が伸びてしまう味。
地元民にも人気な紹興料理の店”尋宝記 魯迅路店”
紹興一食目は魯迅博物館のすぐ横にある紹興料理のお店 尋宝記 へ。
さすが国慶節!店外にまで溢れるウェイティングの列。1時間ほど待ちました。
弾力のある厚めの皮が特徴的な小籠包。
うーん・・・。
鳥の丸焼き。カリカリで中はジューシーな感じ。
ケチャップをつけていただきます。
梅菜のトンポーロー。
ほんのり甘みのある肉まんの皮のようなパンに包んでいただきます。
いろいろ食べてみましたが、初の浙江料理は期待していたものとは違っていてちょっと残念。
紹興の老街”书圣故里”
紹興は浙江省の大都市。都会の中に生き残る老街も見どころの一つとなっています。
胡同のことを南方地方では弄堂というんだそう。
運河沿いに佇む弄堂では昔ながらの生活スタイルを現在も維持している地元庶民の姿を見ることができます。運河で食器を洗っているおじいちゃんや、運河の水を汲んでいるおばさんの姿も。
夜の书圣故里はとても静か。
車の騒音も人の叫び声もなくw 聞こえてくるのは生活音のみ。
北京の胡同とはまた違った趣にすっかり魅了されてしまいました。
さすが書物の街。書道関連のお店も。
民宿のそばにある屋台風のお店で夕食を取りました。
安い!うまい!雰囲気最高!地元の方に混じって紹興の色を満喫。大満足です。
宿泊は外国人もOKな弄堂の民宿
中国では一般的に外国人は4つ星以上のホテルじゃないと宿泊できず。
紹興の民宿に問い合わせるもことごとく断られ、やっと見つけたこちら!
紹興古城書聖故里美宿 花筑奢
こちらの民宿、书圣故里の中に位置していています。
弄堂に泊まりたい!という願いが叶いました。
中国でこんなに心のこもったおもてなしを受けたのは初めてかもしれない!ってくらい、親切で温かな接客。
手作りの朝ごはんに心もお腹も満たされました。
部屋の広さも申し分なく。またここに帰りたいな〜と思わせてくれる居心地のいいお宿。
紹興に旅行される方にぜひおすすめしたいです^^
紹興といえばこの人!中国近代文学の父”魯迅”
こちらは紹興で一番の見どころである”鲁迅故里”
生家や魯迅が幼い頃に学んだ部屋など、魯迅ゆかりの地が密集するエリアです。
魯迅といえば、日本の中学校の国語の教科書にも登場する中国人作家。
国費留学生として仙台に留学していた彼。元々は医学生だったそう。
医学では人々を救うことはできず、最も必要なのは精神的な治療だと文学の道へ進んだ魯迅。
中国近代文学の父とまで称される彼が16歳まで暮らしていた紹興。
中国の日本語教師として一度は訪れておきたい場所だったので、満足満足です。
水郷景観!绍兴柯岩风景区
安昌古镇
書道形の聖地”蘭亭”
書道が趣味の夫が行きたがっていた場所。
私は書道についてはさっぱりだけど、ここは世界中の書道家たちの聖地だそうで。
この日も書道を習っている子どもたちや師範などがこぞって集っていました。
紹興の山奥。静寂そのもの。
書道に関する歴史が詰まった博物館。なんとなく背筋がピンと伸びる、そんな場所。
紹興に行ったら必ず食べるべし”紹興酒アイス”
また紹興に行ったらぜひ食べたいこちらのアイス!
酒粕なのかな?お米みたいな粒々が口に残り、滑らかにとろけるアイスと酒粕の食感がたまりません。
甘さと香りのいい紹興酒アイス。北京でも食べられたらいいのになぁ〜!
紹興の魅力
いかがでしたか?
大都市の中に残る紹興ならではの伝統は、来るものを魅了する素晴らしいものでした。
今年は観測史上一番暑い”国慶節”だったそうで、連日35度越えの暑さ。
次は、春か秋の過ごしやすい季節に再訪したいです!
上海からのアクセスは約1時間半。
見どころ満載の紹興に一度訪れてみてはいかがでしょうか☺️